「猫砂をトイレに流したら詰まってしまった」と悩んでいませんか?
「水に流せる」と書かれている猫砂でも、トイレの状況や水の流し方によっては、詰まりの原因になることがあります。
猫砂がトイレに詰まると焦ってしまいますが、多くの場合は簡単に解決できるのでご安心ください。
本記事では、猫砂をトイレに流すとつまる原因や、流したあとの対処法を紹介していきます。
猫砂の正しい捨て方も解説しているので、猫を飼っている方は、ぜひ読んでみてください。
猫砂をトイレに流すとつまってしまう原因
猫砂は商品によって「トイレに流せる」と書かれているものもありますが、そのような商品でも、なぜトイレに詰まってしまうのでしょうか。
それは猫砂の成分に理由があります。猫砂には、オシッコなどの水分が含まれると固まる成分が含まれています。その成分がトイレの水に触れることで固まり、トイレの排水溝や排水管の中で溶けずに引っかかってしまうのです。
もし商品に「トイレに流せる」と書かれていても、配管のサイズが狭かったり、経年劣化で配管の勾配が緩くなっていたりすると、詰まる恐れがあります。
猫砂をトイレに流してしまった後の対処方法
猫砂をトイレに流してしまい、詰まってしまったときは、どのように解決したらよいのでしょうか。
ここでは、猫砂をトイレに流してしまったあとの対処方法を3つ紹介します。
ラバーカップ(スッポンを使う)
猫砂の詰まりの対処法として、最も安全で簡単な方法が、ラバーカップ(スッポン)を使うことです。詰まっている部分が浅い場合は、ラバーカップを使うことで、すぐに解決できます。
ラバーカップの使い方は簡単で、排水溝にカップを密着させて静かに押し付けたあとに、グッと引き抜くだけです。押して引く動作を数回繰り返すだけで、固まっている猫砂が吸引され、詰まりが解消されます。
ラバーカップにはトイレ用や排水口用、複雑な形状の排水溝専用など、いくつかの種類があります。

塩を使う
猫砂が完全に詰まっているわけではなく、水が少し流れる程度の状態であれば、塩を使うのも有効です。
猫砂の成分には、おしっこを吸収する吸水性ポリマーや、成分同士をくっつける糊剤が含まれています。これらの成分は、塩分に弱いのが特徴です。
塩に触れることで吸水性ポリマーは膨張率が弱くなり、糊剤はくっつく力が弱まります。そのため、トイレに100g程度の塩を入れ、10分ほど自然放置をしておくだけで、詰まりが解消する可能性があるのです。

ただし、塩の入れすぎは配管を傷つける恐れもあるので、その点だけは注意しましょう。
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修理屋さんに依頼する
ここまで、ラバーカップや塩を使った対処法を紹介してきましたが、詰まりのひどさによっては、「自力で解決できない」と不安に思う方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、トイレの修理屋さんに詰まり解消を依頼することです。
不安が大きい方は、自力で解決しようとせずにトイレ修理の専門家に修理を依頼するようにしましょう。
猫砂の詰まりであれば、修理料金の相場は2,000~3,000円程度です。自力で解決するよりも費用はかかりますが、安全性と確実性を考えるのであれば、決して高すぎる価格ではありません。
業者によっては連絡から20~30分程度で駆けつけてくれ、作業も1時間程度で終わります。

猫砂の正しい捨て方
猫砂は「水に流せる」と書いていても、トイレの状況や流し方によっては詰まる恐れがあります。そのため、猫砂の処理として、トイレに流す方法はおすすめできません。
猫砂の正しい捨て方ですが、最もおすすめの方法は、「燃えるゴミ」として捨てることです。できるだけ糞などの汚物を取り除き、正しい状態でまとめれば、1度に大量に捨てられます。
不安な場合は、市区町村の清掃関連の部局へ確認しましょう。