検尿用のカップがトイレの便器に落ちて詰まってしまうことがあります。
詰まったままだと水が流れないので、早急な対応が必要です。
この記事では、トイレ詰まりの解消法を解説します。
検尿カップのつまりに直面している方は、誤った対処法をして被害が大きくならないようにするためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。
トイレの検尿カップが詰まったときの対処法
トイレに検尿カップが詰まった際の対処法は、大きく分けると2種類あります。
ご自身で取り除くか水道修理業者を手配するかのいずれかです。
それぞれの対処法の概要を簡単に解説します。
手袋を装着して除去作業をする
検尿カップがトイレの便器につまっている場合は、手袋を装着すれば直接手で取り除ける場合もあります。
ゴム手袋などで手や腕をしっかりと覆って汚れないようにした後に、トイレの奥に手を突っ込んで取り除きます。
手作業をする場合、トイレには多数の細菌が存在しているため、作業後に丁寧に手洗いをしてください。
割り箸・ビニール袋を使用する
手袋を用意できない方は、割り箸やビニール袋を使用して検尿を取り出せることもあります。
割り箸は、うまく使えばトイレに手を深く突っ込まなくても済むというメリットもあります。
ただし割り箸やビニール袋を使用する際には、最新の注意を払わなくてはなりません。
水道修理業者を手配する
ご自身で対応できない場合には、プロの水道修理業者を手配しましょう。
ご自身の手では上手く除去できないケースとして多いのは、検尿カップが排水路の奥で詰まっていてどうしても届かないケースです。
また、手袋を装着するとはいえ、トイレに手を突っ込むことに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。
「検尿カップのつまりまで取り除いてもらえるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、水道修理業者であれば大半の水回りのことについて対応可能です。
水道修理業者を依頼した場合の料金はケースバイケースですが、目安としては5,000円~です。
トイレ修理の料金についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレに検尿カップが詰まったときにやってはいけないこと
トイレに検尿カップが詰まったときに、対処を誤ると余計に事態が深刻になります。
特に、ご自身の手をトイレに突っ込みたくないときに、このような状況に陥りやすい傾向がみられます。
被害を最小限に抑えるために、検尿カップが詰まったときにやってはいけないことを解説します。
大量の水を流す
便器の手前側で検尿のカップが詰まっているときに、水で押し流してしまえば問題が解決すると考える方がいらっしゃいます。
確かに、運がよければ水圧で流れることもありますが、検尿カップはかなりしっかりしていてサイズも大きいため、簡単には流れません。
それどころか、排水路に詰まってしまい業者を手配しないと取り出せない状態になることもあります。
ラバーカップを使用する
トイレのつまり対策といえば、ラバーカップを第一に優先する方もいらっしゃるでしょう。
ただし、ラバーカップは検尿カップのつまりにはほとんど効果を発揮しません。
市販の薬剤を使用する
トイレつまり用の市販の薬剤は、検尿カップに対してはあまり有効ではありません。
検尿カップが非常に溶けにくいプラスチック素材で製造されているためです。
トイレの検尿カップの詰まりを業者に依頼する際の手順
トイレに検尿カップが詰まったとき、どのように業者を手配すればよいかわからないという方も多いのではないでしょうか?
この章では、オススメの対処方法を3つのステップで解説します。
信頼できそうな業者を探す
水道修理業者に依頼する際に最も大切なことは、信頼できる業者に依頼をすることです。
水回り工事や依頼者側が緊急事態に直面して焦っていることが多いため、弱みにつけ込んで高額な請求をする悪質業者などが存在します。
ホームページやチラシなどの情報から信頼できる業者を探すためにチェックすべきポイントは以下の点です。
- 業者の実績
- 料金プランの分かりやすさ
- 無料の出張見積もりに対応
- 資格保有スタッフ在籍
- すぐれた評判・口コミ
水道修理業者の選び方によって満足度が大きく異なるため、慎重に判断しましょう。

電話相談・出張手配をする
水道修理を緊急で依頼したいときには、電話相談がベストです。
水道修理業者のなかには24時間体制で緊急対応を受け付けている業者も少なくありません。
電話相談の際には、駆けつけまでの時間やホームページで確認できなかったポイント(例えば無料での見積もりの可否や工事後の補償の有無など)を確認しましょう。
見積もりを確認する
水道修理業者を依頼する際には、必ず作業の依頼前に見積もりを依頼しましょう。そして、見積額に納得出来ない場合には契約をしないようにしましょう。
トイレつまりの料金は状況によって金額が大きく異なります。
ラバーカップが詰まった場合でも、簡単な作業で対応が可能な場合の相場費用は5,000円程度ですが、便器の着脱が必要な場合には数万円単位の請求額になります。
POINT悪質な業者は、事前に見積額を提示することなく勝手に工事を開始したり、事前見積もりよりも高額な費用を請求したりすることもあるようです。
見積もり時にできるだけ正確な金額を確認して、追加の請求の可能性の有無や追加が生じる場合にはどのような流れになるのかを確認しましょう。
料金に関する不安材料がない状態にしてから依頼することが重要です。
トイレの検尿カップ詰まりの対処に困ったら修理業者に相談
トイレに検尿カップが詰まってしまったときには、まずは自分自身で対処できるか否かを考えてみましょう。
検尿カップが奥まで入り込んでしまっているときや気分的に抵抗のある方は、ムリをせずぜひ水道修理業者に依頼をしてください。