目立つ汚れはないのにトイレからイヤな臭いが発生するときは、トイレの排水管に汚れが詰まっているのが原因かもしれません。
排水管の汚れが原因であれば、まず解決すべきなのは、臭いではなく汚れの解消です。
排水管の詰まりを解消するときに思い浮かぶ商品といえば「パイプユニッシュ」ですが、パイプユニッシュはトイレのイヤな臭いにも効果があるのでしょうか。
本記事では、パイプユニッシュがトイレの臭いに効果があるのか、またどのような方法を使えばトイレのイヤな臭いが解消されるのかを紹介します。
目次
トイレの臭いに対するパイプユニッシュの効果
テレビCMでもよく見かける排水管クリーナーの「パイプユニッシュ」ですが、詰まりを治すだけではなく、トイレの臭いにも効果はあるのでしょうか。ここでは、パイプユニッシュが効果的な汚れと、パイプユニッシュが効果を発揮しない臭いタイプを紹介します。
パイプユニッシュが効果的な汚れ
まずは、パイプユニッシュが効果を発揮してくれる汚れのタイプをチェックしておきましょう。
パイプユニッシュが特に効果を発揮してくれる汚れは
- 髪の毛汚れ
- 皮脂汚れ
- 石鹸汚れ
などです。
そのため、髪の毛汚れや皮脂汚れが溜まりやすい洗面台や浴室、また洗剤が溶け残りやすいキッチンなどでパイプユニッシュは高い効果を発揮し、汚れや詰まりを解消してくれます。
汚れを落としてくれるだけではなく、皮脂汚れや石鹸汚れなどから発生した臭いも同時に解消してくれるので、適切な場所で使えば臭いと汚れの両方の問題を解消してくれる便利なアイテムです。
効果がないトイレの臭いの原因
排水管クリーナーとして強力な効果を発揮してくれるパイプユニッシュですが、残念ながらトイレの臭いに高い効果は期待できません。
なぜならパイプユニッシュは、トイレの主な詰まりの原因であるトイレットペーパーの成分に効果を発揮しないためです。
トイレットペーパーを溶かす力がないため、詰まりにより発生した臭いを解消することは難しいといえるでしょう。また、トイレでは尿石汚れによる臭いも発生しますが、尿石汚れとパイプユニッシュは同じアルカリ性なので、こちらも汚れを落とすことができず、臭いの解消には繋がりません。
トイレの臭い汚れは専用の薬剤でキレイにする
トイレのイヤな臭いに悩まされている方は、パイプユニッシュではなく、専用のトイレ洗剤でトラブルを解決するのがおすすめです。
トイレ洗剤にはさまざまな種類があるので、目的に合った商品を選ぶようにしましょう。
例えば、トイレ洗剤には大きく3つの種類があります。
- 中性洗剤
- 酸性洗剤
- 塩素系洗剤
トイレの臭いを解消したいときは、汚れの種類に合わせて上記3つの中から最適な洗剤を選ばなければなりません。
中性洗剤は尿の飛び散りなどの基本的な汚れ、酸性洗剤は頑固な尿石、塩素系洗剤はこびりついた黒ずみに効果があります。さらに、洗剤によって消臭効果がついている商品もあれば、ついていない商品もあるので慎重に商品情報をチェックしましょう。
配管奥のしつこい汚れは水道修理屋さんに依頼するのがおすすめ
トイレのイヤな臭いはトイレ用洗剤で解決することがほとんどですが、トイレ汚れが配管奥にたまっている場合、洗剤をどれだけ使っても臭いが消えないことがあります。
その場合は、自力で解決しようとせずにプロの力を借りて、汚れも臭いも完璧に落とすのがおすすめです。
例えば、水道修理屋さんに依頼すれば、排水管の奥までしっかりと原因を調べてくれ、原因となる汚れを落として臭いのトラブルを解決してくれます。
トイレの修理料金はこちらでよりくわしく説明しています!
また、どれだけ洗剤を使っても臭いが落ちない場合は、汚れが原因ではなく排水管の破損や劣化が原因になっていることもあるので注意が必要です。
そのまま放置しておくと臭いだけではなく水漏れや詰まりが発生することもあるので、少しでも気になったらトイレのプロに相談してみましょう。