トイレの水漏れに気づいたとき、ちょっとした水漏れであれば「そのまま放置しておいても大丈夫かも」と考えるかもしれません。
しかし、水漏れを放置しておくと水道料金が高くなり、さらに他の部分に悪影響を及ぼす可能性もあります。
トイレの水漏れを発見した方は、ダメージが広がり後悔する前に、水漏れを放置した時の水道料金や、対処法を確認しておきましょう。
本記事では、トイレの水漏れを放置したときの水道料金の目安や、水漏れによって高くなった水道料金が減額になるケースを紹介していきます。
目次
トイレの水漏れで水道代はいくらかかるのか
トイレの水漏れが発生したときにまず気になるのが放置したときの水道料金です。
ちょっとした水漏れであれば気にするほどではないと考える方もいますが、水漏れによる水道料金を甘くみてはいけません。
外食に使えるほどのお金を、無駄な支出として払ってしまう恐れがあります。
直径1mm程度の水漏れであれば1,000円で済みますが、これが直径5mmの水漏れであれば1ヵ月の水道代は5,000円、直径10mmであれば10,000円を超える水道料金を請求される計算です。
このように、ちょっとした水漏れでも放置していくだけで水道料金は高くなるので注意しましょう。
また、トイレの水漏れは一見気づかない背後のタンクから水漏れすることもあります。
トイレの水漏れを放置していると・・・
トイレの水漏れを放置していると、上記で述べたように高額な水道料金が請求されます。しかし、水漏れ放置による悪影響はそれだけではありません。
水漏れの放置で特に恐ろしいのが、傷口の拡大です。ちょっとした水漏れでも油断していると、どんどん傷口が大きくなり、水が漏れる量が多くなってしまいます。
そうなれば水道料金がさらに高額になるだけではなく、修理するコストや手間もかかってしまうので注意が必要です。
さらに水漏れが悪化することで床が水浸しになってしまうと、床の掃除や修繕にも費用と手間がかかってしまいます。
また、水漏れの修理は素人がやると状況が悪化する可能性も高いので、直すときは水道修理屋さんに依頼するようにしましょう。
水道修理屋さんに依頼すれば、
- 悪化する心配がない
- 素人よりも素早く修理が終わる
- 他の破損や劣化も調べてくれる
など、いくつものメリットを得られます。
水漏れの種類にもよりますが、水道修理屋さんへの依頼料金は5,000~12,000円程度です。
業者と自分で修理した場合のトイレの修理料金の違いはこちらで解説しています。
水漏れが減額対象になるケースも
稀なケースではありますが、水漏れによって高額請求をされた場合、水道局へ申請することで減額されることがあります。
減額の対象になる水漏れの例は下記のとおりです。
- 地中に埋まっている給水管の水漏れ
- 災害などの不可抗力によって起こる水漏れ
- こちらに過失がない場合の水漏れ
上記のケースを一言で説明すると「自分に責任がない水漏れ」といえるでしょう。こちら側に過失がない場合は、高額請求がきても減額申請をして、本来の水道料金を改めて要求できます。
これらのケースの判断は各自治体により定められていて、自治体によって減額対象が異なります。
減額請求が可能だと判断した場合は、
- 管理区分の特定
- 迅速な水漏れの修理
- 水道局への連絡
- 漏水減額請求書の記入
の4つの手順で減額請求が可能です。
とはいえ、一般的なトイレの水漏れは、便器や排水管の故障が原因です。
そのため、ほとんどのケースでは減額申請は期待できないといえるでしょう。