自力でも直せる?和式トイレで水漏れが発生する原因と対処方法

和式トイレ

和式トイレの水漏れで悩んでいませんか?

現在は見かけることも少なくなった和式トイレですが、水漏れが発生したときは

「洋式と対処法は違うの?」
「どうやって解決すればいいの?」

と不安になりますよね。

和式トイレの水漏れは、自力で直せるケースもあれば、プロの修理業者に依頼したほうがいいケースもあります。

水漏れを発見して修理を考えている方は、はじめに水漏れの原因と、その対処方法をしっかりと確認することが大切です。

そこで本記事では、和式トイレで水漏れが発生する原因や対処法を、分かりやすく解説していきます。

和式トイレの水漏れの原因

和式トイレ
和式は洋式と構造が違うので、水漏れの原因も異なっている可能性があります。和式トイレの水漏れの代表的な3つの原因を確認しておきましょう。

トイレタンクのトラブル

和式トイレの水漏れの原因で多いのが、トイレタンクのトラブルです。

タンクの中を調べると、

  • フロートバルブの破損
  • ボールタップの破損
  • 浮き球の破損

などで水漏れが発生していることがよくあります。

破損の種類によってはホームセンターや専門店で新しい部品を購入して、すぐに交換可能です。

しかし、トイレタンクのトラブルは正しい手順で行わないとキレイに交換できなかったり水漏れが悪化したりする恐れがあるので注意が必要です。

給水管・止水栓のトラブル

給水管はトイレタンクの横に伸びているパイプのことで、止水栓とはパイプに通っている水を止められる栓のことです。

トイレの水漏れは、この給水管や止水栓によるトラブルで発生するケースもあります。

例えばパイプの劣化やナットのゆるみで水漏れは起きやすくなります。

特に給水管の劣化は水漏れだけではなく、水がうまく流れなくなる可能性もあるので、はやめの修復が大切です。素人では修復が難しい箇所なので、プロに頼むようにしましょう。

後述しますが、ナットのゆるみであれば初心者でもすぐに直せる可能性があります。

フラッシュバルブのトラブル

和式トイレに多く採用されているのが「フラッシュバルブ」です。便器に流れる水の量を調整するバルブのことで、レバーを押すとトイレの水を流せます。

このフラッシュバルブのトラブルで水漏れが起こることもあるので、しっかりと確認しておきましょう。

フラッシュバルブによる水漏れは、ナットのゆるみやハンドルの内部にあるパーツの痛みが原因であることがほとんどです。

POINTナットのゆるみであれば器具を使ってゆるみを直せますが、内部のパーツの痛みであれば、作業が複雑になる可能性もあるので、プロに頼んだほうが安心です。

和式トイレの水漏れを修理するには

スパナ
和式トイレの水漏れは、その発生の原因によっては簡単に直せる場合もあります。簡単に直せる場合も含めて、和式トイレの水漏れを修理する方法を確認しておきましょう。

パッキンなど、新しい部品と交換する

ゴムパッキンの劣化によって水漏れが発生している場合は、新しい部品と交換することで簡単に水漏れの解決が可能です。

パッキンの交換方法ですが、まずは止水栓を閉めます。その次にモンキーレンチで水漏れをしている部分のナットを外し、ナットの内側にあるパッキンを交換するだけです。

ゴムパッキン単体であれば200~500円程度で購入できるので、高い費用もかかりません。もしナットとセットで購入するのであれば、値段は1,000円程度です。

他の部品であっても、交換するだけの修理であれば、ほとんどの場合が自力で対応できます。

緩んだナットやボルトを締め直す

パイプのつなぎ目から水漏れしている場合は、ナットやボルトが緩んでいるだけの可能性があります。そのような場合も、自力で簡単に修復が可能です。

モンキーレンチなど専用の器具を購入し、ナットを締めなおしてみましょう。それで水漏れが収まれば、特に大がかりな修理をする必要はありません。

タイトルナットをきつく締めすぎるとパイプを痛めたり破損させたりする恐れがあるので、その点は注意が必要です。

プロの水道修理屋さんに依頼する

簡単な修復以外は、プロの水道修理屋さんに依頼するのがおすすめです。プロの水道修理屋さんであれば水漏れの原因を速やかに突き止め、無駄な手間をかけることなくすぐに修理をしてくれます。

多くの業者は連絡から数時間で駆けつけてくれ、作業も半日以内に終わることがほとんどなので、多くの人が考えているほど時間を取られることもありません。

和式トイレの水漏れ修理ですが、料金相場は8,000~15.000円程度です。タンクからの水漏れや、便器と床の隙間からの水漏れなど、水漏れの種類によって料金は変わります。

和式トイレの水漏れは自力で直す?修理屋さんに任せる?

迷っている女性
和式トイレの水漏れを発見した場合は、自力で直すのと修理屋さんに任せるのはどちらが良いのでしょうか。これは両者のメリットとデメリットを比較することで分かります。

まず、自力で修理する場合のメリットは下記のとおりです。

  • 修理屋さんより費用を安く抑えられる
  • 連絡したりスタッフを待ったりする手間が省ける

一方で、自力で修理すると下記のようなデメリットがあります。

  • 誤った方法を使うと状況が悪化するリスク
  • 大がかりな作業が必要になり予想以上にコストがかかる恐れ

これらのメリットとデメリットを見ると、自力での修理はよほど腕に自信があるか、誰でもできる簡単な修復でない限り推奨はできません。

費用を安く抑えられる自力での修理ですが、一歩間違うと修理屋さんに頼むより時間や費用がかかる恐れがあるので注意が必要です。

次に修理屋さんに頼むメリットをチェックしておきましょう。

  • 確実に元通りにしてくれる
  • 自分が時間を割く必要がない
  • 他のトラブルも見つけてくれる可能性がある
  • 即日駆けつけてくれる業者が多く短時間で修理可能

一方で、修理屋さんに頼むデメリットは下記のとおりです。

  • 修理屋さんを選ぶ手間やスタッフを待つ時間が必要
  • 自力で修理するよりも費用が高くなる

修理屋さんのメリットとデメリットを見ると、費用や待つ時間が気にならない限り、自力で修理するよりも多くのメリットを得られることが分かります。

トイレ修理の料金についてはこちらでもっと詳しく解説しています。

POINTDIYに自信がある方であれば自力での修理も悪くない選択肢かもしれませんが、少しでも修理に不安がある方は、修理屋さんに依頼するのがおすすめです。
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